会社を去る、現場を去る・・・
ここ数年、いろんな人が現場を去っていきました。まぁ、このIT業界ですから人の出入りは多いような気がします。最近では、どうしてもスキルが足りなくて現場でやっていけなくて、クビになる人が多かったです。そして、去る人は1ヶ月前には通知され、最後の1ヶ月で引き継ぎなどをやって去るわけです。
私はここ2年弱の間、去りゆく人を見てきました。静かに去る人、猛烈に反抗していなくなる人、いろんな人がいました。このタイミングは人間性が良く見えるw
私が見てきた約10名の「去りゆく人たち」は自ら辞めたのではなく、全員が退場宣告されて居なくなった人です。なんらかの問題を起こしているか、もしくはスキルがなくて現場に貢献できなかった方々でした。残る人は、去りゆく人に対しては、沈黙もしくは冷ややかな気持ちを持っているように見えましたね。
さて、今回は私が「去りゆく人」になります。あと数日で退場します。私の場合は、退場宣告されたわけではなく、自ら辞めることにしました。お客さんと私の間には1社入っているので、私は2次下請けです。元請とわたしの信頼関係の維持が困難だと判断したので、契約の継続をお断りしました。元請ではなくエンドのお客さんは私を引き留めようとしてくれました。元請はひどい態度ですけどねw エンドのお客さんに引き止めに合うのは悪い気がしません。必要と思ってくれていた証ですから。お客様にはなんの問題もなかったので、心を痛めた私は、お客様と取引関係がある1部上場企業を間において私がその下に入り継続して稼働できるように提案をしましたが(元請チェンジ)、結局お客さまは私の退場を受け入れ、元請が提案した後任者を受け入れることとしました。私としてはやれる全てを提示しましたので、これ以上何も悔いを残さず去ることができます。
しかし、やはり、引き留めにあったとはいえ、去りゆく私に対してもなんとなく冷ややかな感じがします。まあ、所詮人間関係なんてそんなもんだなと思いました。その一方で、離任された後でもたまには飲みにいきましょうって言ってくれる方や、元請が提案した後任者を受け入れたお客さん企業の判断に怒りを表明される方もいらっしゃいました。縁がなくなる人ってこのタイミングで見分けがつきますね。私は自分の未来しか見ません。環境を変えることは自らの進化を助けるものと思っています。この次のお客さんはどんな感じだろうか。期待感があります。この次のエンドのお客さまは年商○兆円の外資系です。外資ゆえになかなかドライな感じなのではないだろうかと思っています。間に入っている元請会社の方とは面談及びメールでやり取りしていますが、こちらが恐縮するくらいとても丁寧に接していただいており、きっと良い環境で仕事ができるようになるものと思います。最初が肝心なので、気合だなw