
IT業界の弱点って何だと思います?
私が思う大きな弱点は、圧倒的にコミュニケーションが苦手な人が多いんです。ITエンジニアの求人を見ると、条件に「コミュニケーションに問題がないこと」と明記されているのが結構あるのです。コンピュータに向かっていればいいと思っている人が多いのか、それもとそもそもコミュニケーションが苦手だからコンピュータと向き合っていれば良いと思っている人が多いのか、事情はよく分かりません。しかし、コミュニケーション能力が低い人が圧倒的に多い感じがします。IT業界っていろいろな問題をIT技術を使って解決して行くものですから、本来的には様々な問題に向き合って解決する能力がなければだめだと思うのです。最近DXって言葉をよく聞くようになりました。この業界新しい言葉が一つ出るとそれが一人歩きしていきますよね。私は個人的に嫌いですw
DXは「デジタルトランスフォーメーション」のことで、まさに企業のビジネスプロセスの改善をITを使ってやっていくことを主に示しています。昔はダウンサイジング、ネオダマ、クライアントサーバ、マルチメディア、ASP、SaaS、クラウドなど、どんどん新しい言葉が出てきて言葉だけが一人歩きしている感じに見えます。結局IT使ってなんか困っていること解決すりゃいいんでしょって思いますが・・・ そんな言葉はどうでも良くて、誰でも分かる言葉で問題を解決していく優しい心と理解されない流行言葉なんてどうでもいいから、共感し合えるコミュニケーション能力が一番大事だって事ですよ。でもこの業界の大半の人はそうではないように見えます。だめな人ほど難解な横文字を並べ立てて煙に巻く会話をします。結局聞いている方が、理解できないことを恥ずかしく思い知ったかぶりして話を聞くので結局コミュニケーションは不成立なんですよ。しかもこのことによって、相手に不要なはずかしめの感情を植え付けるんです。これって悪意にすら感じます。なぜそこに気づかないのかな?っていつも思います。いわゆるITコンサルやっている人に一番多い勘違いですよ。理解できる言葉で相手の目線で語れなければだめなのに、それをやらない人が多すぎますね。
さて、この状況を逆手にとったらどうなると思いますか?いつもわかりやすい言葉でいろんな業界の方の困っていることを真摯に聞いてあげて、ITを活用したらこんなに良い世界が作れますよって夢を優しい言葉で語れるITエンジニアはどうでしょう?きっとたくさんの信頼を得ることができて仕事が出来る優秀なエンジニアだと思われると思いませんか?少なくとも私はそうありたいと思います。ちなみに、私はコミュニケーション能力についてはご好評いただいているのでどんどん磨きをかけていきたいなと思っています。