魔法のコミュニケーション


プログラミング

前回、「IT業界の弱点w」を書きました。コミュニケーション能力が低い人が圧倒的に多い事を述べました。でも、実際はコミュニケーション能力がある方が圧倒的に報酬が高いです。理由はコミュニケーションによって解決に導けることがたくさんあるにもかかわらず、これが出来ない人が多いからです。求められる能力が発揮できない人が多い業界ですから、コミュニケーション能力があるだけでとてつもなくアドバンテージとなるわけです。ITエンジニアといえども、直近の私の仕事は、交渉・折衝が大半です。また、交渉能力についてお客様からご評価いただいており、辞めるときも引留められました。この事実からすると、私が普段コミュニケーションで気をつけていることが有効だったのかと思いました。なので、それを今回は公開したいと思います。当たり前だろって思うかもしれませんが、意外と出来ないんですよ。私は意識していますがまだ完璧ではありません。でも、意識して実践すると魔法のような効果を感じます。

1.相手の話を遮らない
 これ、結構だめな人多いんですよ。言いたくなったら相手が話し終わる前に覆いかぶさる。話している人は遮られることをものすごく不快に思う人が多いです。私も遮られたらかなりイラっとしますw
 なので、自分がされたら嫌だと思うことはすべきではありません。相手が話している時は完全なる聞き役に徹するべきで、話し終わる頃までに次の一手を完璧に考えるくらいの余裕を持つべきだと思います。交渉事って主張のぶつかり合いの解決ですから、まずは相手の出方を完璧に見るべきで話の途中で自分の主張の方が正しいと思っても遮らずに全部相手に言わせることが重要です。

2.主語は「私」ではなく、「あなた」にする
 「私」を主語にして「私は○○だと思う。だからあなたはこうするべき。」のように表現すると、相手は話し手の都合で話していると思います。でもこの表現を使う人が大半です。だって人間だもの(笑)
 結局自分の主張をしたい人が自分の主張をしたい人と会話すると結局同じ方向向いているときはいいけれど、そうでないときは互いにそっぽを向く結果になってしまいます。この「私は○○だと思う。だからあなたはこうするべき。」の表現を意味を変えずに違うやり方で話す方法があります。
「あなたはきっと○○と考えていると思うのですが、△△という方法はいかがですか?きっとあなたには□□のメリットとなると思います。」このように変更するだけで、相手のために相手のメリットを示しているように見えますよね。また、自分の主張を伝えるのではなく、相手に「気づきを与えてあげる」ことが重要です。これだけで180度全然捉え方が変わります。自分のために言ってくれているんだと相手が感じる事が出来たら信頼関係が増してくると思います。この2番めは私が一番気に入っていて、意識していることです。これは本当に努力して習慣づけるべきだと思います。これが出来るだけで自分の周りの環境がガラリと変わってしまいます。まさに魔法のようです。主張が強くて、相手の意見をなかなか聞いてくれない相手でも高確率で話を聞いてくれます。以前、ある現場でお客さんに説明しても怒っていて覆い被さってきて何も話せなくて、話も聞いてくれないと泣きつかれたことがあります。この直後私が話したら、難なく相手は私の話を聞いてくれました。

世の中みんなこれをやるだけで世界平和に違いないw
まだ、他にもあるのですが、今回はここまでにします。


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