H3は失敗ではない。


プログラミングファン

私、このニュース。共同通信の記者が「それは一般に、失敗と言いま〜す。ありがとうございま〜す」と言い放ったやつですが、これには猛烈な怒りを感じましたよ。

私はロケットは流石に作りませんが、ソフトウェアやハードウェア(電子回路)は作ります。でも簡単にうまくいかないことが多いのです。特にハードウェアは試作まではうまくいっても、プリント基板を起こしたら動かないってこともしばしばあります。なので何度も不具合を修正したり、起こりうる問題について想定しながら改善していきます。

ソフトウェアもそうです。例えば、あるプログラムモジュユールが他のデバイスと通信する場合、通信相手に不具合があった場合、通信相手がどのようの不具合が起こったについてある程度事前に想定しておいて、エラー処理を書いたりします。

システム試験って、正常系と異常系というカテゴリがあります。正常な動作を想定した場合は、こういう条件で稼働した場合の正常な挙動はこうである。という想定項目について実際に想定通りに動作するかを試験します。

異常系の試験は、こういう異常な状況についてはシステムが異常を検知してこのような動作をするのが正しい。という想定があって、その想定通りに動作するかを試験します。

だから、あのロケットが飛ばなかったのは、異常系の処理が働いたことであり、単なる想定の範囲内での問題が起きて、エラー処理の結果飛ばさないという決定をシステムが結論づけたんだと思います。私が作ったわけではないので正確なことは言えませんが。

失敗というのは、多分、想定されない問題によって爆発してしまった場合など、「いやーこんなことが起こるなんて想定できなかったよ・・・」という場合、悔しい思いをしながら失敗だったな。って心を痛めるんだと思います。

なので、今回の件は「飛ばなかった」という点において確かに上手くいかなかったのかもしれなけれど、異常系の処理が「正常に動いた」だけのことで、失敗ではないのだと思います。

それにしてもこの記者、ものすごい時間を開発に費やして成功させたいと願ってきた開発者に対して猛烈に失礼なこと言いましたよね。こいつにはありとあらゆる電化製品を使う権利を剥奪してやりたいですね。「あなたに使わせて『失敗したら困るので』使わないでください」って最大の皮肉をこめて・・・

みんな、期待した結果が出なかったことを残念に思っていたはずです。その気持ちを踏み躙ったこの記者については、人の気持ちを理解できないその人間性に問題があるように思います。

最後に、この記者に言ってやりたい。「お前みたいな人間は一般的に最低な人間と言いま〜す。ありがとうございま〜す」www


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