説得と納得か共感と気づきの与えか?


プログラミングファン

相手と会話して合意形成をする場合のことを考えます。

とある会社の社長が私に言ったのは、「説得と納得」が重要だと言いました。
これを聞いて私は、性格が出るなって思いました。

説得して納得させるというのはパワーを使うケースが多いと思います。説得にパワーを使うので、あの手この手で相手が納得する方向へもっていきます。ちょっと私には息苦しい感じがしています。

私は、共感と気づきが重要だと思っています。前回の記事とある意味似ていますが、今回は合意形成が目的ですから、普段の会話 の話ではありません。

合意形成の場合、双方が合意するわけですから双方にメリットがあることを前提にすることがほとんどだと思います。

なので、まずは相手にとってメリットが最大限に「思える」状況をストーリーとして作ります。あくまでも「思える」ことが重要です。こちらのメリットを最大にしたいがゆえに、こっちの都合を押し付けても相手は首を縦に振りません。

なので、どうやって相手にとってメリットがあるように「思える」ストーリーができるかが重要になってきます。

そこは十分に吟味しつつ・・・

そして、そのストーリーが相手にとって「あーそうだよね。確かにそれがいいよね」って思う時、相手は共感し始めているということです。なので、そのストーリーには相手が気づいていないメリットを織り交ぜながら、気づきを与えられるものが最善だと思うのです。

結局、説得されて合意する側は「そこまでいうならば、それでいいか・・・」って思って合意すると思うのです。

でも、気づきを共感を得た相手は「それが一番いいよね」と喜んで合意するのです。

どっちがいいですか?私は圧倒的に後者だと思っています。なので、私は人に対して説得をすることはほとんどありません。

相手が主体的に合意するようにする方が何倍もメリットがありますから。


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