前回、コンピューターが手に入らない話をしました。
手に入らないRaspberry Piというコンピューターですが、これは「ラズベリーパイ」と呼びます。
私が何を悩んでいるかというと、コンピューターが手に入らない事実もそうなのですが、この先手に入るようになったとして、またいつか手に入らない事態になることを恐れています。結局手に入らなければ教室は続けられませんから、外的な要因で自分の事業に影響されるのは勘弁してほしいという思いがあります。
いっそのこと、コンピュータを作ろうかと考えました。回路図用のCADを勉強して基盤から作ることを考えました。(下のようなやつ、超適当だけどw)
で、わかったことはこれを1から勉強して作ると、下手したら1年くらいかかる可能性があるなと思いました。簡単なデジタル回路ならば過去によく作った経験があるのですが、コンピューターとなると膨大な資料と設計に時間がかかります。
ちょっと余談なんですが、CPUといえはインテルが有名じゃないですか?「インテル入ってる」なんてCMあったし。でも、この小型コンピューターはインテルじゃなくてARMといわれるCPUが採用されています。ARMという会社はこのCPUの構造についてライセンスしているので、いろんな会社がARMアーキテクチャのCPUを製造するようになっています。AppleのMacも最近A1チップとか出していますが、これもARMベースのCPUなのです。このCPUは絶対に今後の主流になると思います。M1チップのMac BookProというノートPC使っていますが、速いだけでなく消費電力がすごく少ない。6時間使っても20%しかバッテリーが減らない。
で、私がオリジナルのコンピューターを作るならばルネサスという会社のARMベースのCPUを採用しようと思ったのです。ルネサスは日本の会社で三菱電機、日立製作所、NECから分社化した半導体部門の統合によってできた会社です。なんか国産CPUで作れたらそれだけでもインパクトあるし、ファンも増えるんじゃないかと思いました。
ちなみにルネサスのARMベースのCPUの資料(データシートと言います)を調べたのですが、5,000ページ以上あるのです。気持ちが萎えるwww
他にも知らないことも多いし。なので2日間くらい検討して諦めることにしました。でもいつかはチャレンジしてみたいと思いますが・・・
この間、いろんなことを学びました。今後Programming-Fun®の教室で使うであろうセンサーなどのデバイスに使う回路をオリジナルのものとして作れること。基盤を安く発注する方法などを学びました。情報はとても大事です。
もし今、回路設計をして基盤を発注したら、試作品でも1枚数百円で4〜10日で納品されます。基盤の価格なので電子部品代は含みませんけどね。
いずれにせよ、コンピューター以外の教材はオリジナルにしようと思った次第です。
情報を得ると色々とできることが増えるので、壁にぶち当たったら色々と情報を収集して判断材料を増やすことが大事だと思う今日この頃です。