前回の記事はこちら
悪用厳禁w私の交渉術1
私のやり方は前回の記事で大体わかったと思いますが、こちらの情報は小出しに小出しにして行って、主張も全部一気に主張しないようにします。
先方は当初ドメイン移管&データ引き渡しで費用がかかると言っていたので、私はドメイン移管のコストを取るのはおかしいと主張しました。ドメイン所有者に対する権利侵害で法令違反だと主張しました。しかしこの時点ではデータの引き渡しについてはわざと言及しませんでした。そうしたら、相手の回答は次のようなものでした。

でも、ここで相手もいい加減相手も気付けばいいのに、その費用は、データの引き渡し費用だと言い換えています。相当卑劣な感じですよね。なんとしても金を払わせようとしているw
この時点で、データもお金を払わないと引き渡さないとする業者のやり方は、高額なサイト制作費用を払ってコンテンツの使用権を得たこちらの権利を不当に侵害していることになり、法令違反だと主張しました。
もし、こちらが当初からコンテンツいらないからドメインの権利だけは譲れないと主張したらどうだったでしょうか?相手に不必要な情報、すなわちコンテンツのデータ引き渡しが不要であることを伝えていたら、「ドメイン移管のみなら費用はいらない」旨の返事をすることはなかったでしょう。そして、相手は別の集金の手立てを考えた可能性があります。なので、不要な情報は相手に与えない方がいいのですw
話が脱線してしまいました。結局のところ、こちらの情報を小出しに主張して相手をある程度油断させて、言いたいように言わせる。これが重要です。そうすれば相手が何をしたいのかが明確になるので、逃げ道を与えずに追い込むことができるのです。
以前、別件で裁判所で戦った時もこの戦術が功を奏しました。こちらが何も知らないと思っているように装って、相手を油断させた上で、相手の盲点を突くための論理の積み上げを行いました。そうしたら、一発で形成逆転できたのです。
今日の時点では、データ引き渡しについても相手方による権利侵害である旨を伝えました。そろそろ結論が出る頃と思います。(この記事が公開されているときには状況ははっきりしていると思います)
結果は、「不埒な業者との戦い」シリーズでお伝えします!
ではまた。